展示の紹介!


「福知山藩主 朽木十三代」展

時代劇の遊び心織りまぜ お城で今日開幕

(両丹日日新聞 1999.10.16sat)

 福知山に最もゆかりのある大名、朽木家の歴史をたどりながら江戸時代の文化や社会情勢を紹介する特別展「福知三万二千石 福知山藩主 朽木十三代」展が、16日から福知山城(郷土資料館)で始まった。

 今回初公開となる貴重な資料も多く、学術的に価値が高い催しだが、一方で水戸黄門や遠山の金さんなど時代劇の人気者を登場させて、庶民の視点からも江戸時代を眺めさせている。

 朽木家は江戸時代の前半(1669年)から終わり(1869年)まで十三代にわたり福知山藩主として福知山を治めてきた。この間に福知山や日本で起きた出来事、幕府や大名家の仕組み、家督争いの様子などを、解説を加えて紹介。歴史や時代劇への興味が増す企画になっている。例えば赤穂浪士と朽木家の関係。松の廊下や討ち入りに朽木家が直接かかわったわけではないが、「泉岳寺」という以外な接点がある。また大岡越前の時代は、飢饉(ききん)に悩まされた時代でもあるが、当時福知山藩はどのような施策をとったのか−など、時代劇でなじみの人物を仲立ちにしながら、当時の時代背景と福知山を浮き彫りにしている。

 楽しみながら見て回れるよう、各テレビ局や映画会社、出版社などに協力を得て、大川橋蔵の銭形平次などパネル写真多数を取り寄せた。

 学術的に価値のある資料も多く並ぶ。市所蔵資料のほか福知山高校など市内で保管されている資料を、非公開の物を含め一堂にそろえたほか、朽木家研究のためにこのほど福知山市へ転居してきた朽木家直系子孫の朽木 彰さんから寄託を受けた新資料も一部展示した。大阪城警護にあたっていた際に使用していた、当時の幕府最高機密にあたる大阪城の見取り図、古銭研究の第一人者だったことを伝える愛泉三君図、歴代藩主の印鑑も並ぶ。これらの資料からは、広く世界に目を開いていた蘭学大名としての姿のほか、幕府の中でも福知山藩は要職をこなしてきたことがうかがい知れる。

 朽木さんは初日にさっそく福知山城を訪れ、岡部一稔館長の案内で館内を見学。

「各地で保管されている資料も一緒にそろい、またとない機会になりました。珍しいものが多く、ぜひ多くの方に目ていただきたいです」と話していた。

同展は11月23目まで。火曜目休館。入館料大人500円、小中学生200円。

展 示 の 紹 介


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